こんにちは。
今回はちょっとした小話みたいな記事です。
YZF-R6にて社外スリップオンマフラーに交換したところ、乗り味が変わって走りやすくなった話です。
自分はR6ですが、他のEXUP等排気デバイス装着車にも当てはまるかもしれません。
車種や個人の感じ方にも左右されると思うので「そんなこともあるんだなぁ」くらいの感じで読み流してください。
マフラー交換
この時は、純正マフラーからアクラポビッチのスリップオンメガフォンに交換しました。
一番欲しかったのはJMCA認証のアクラポビッチマフラー
でも高いんですよね…(定価11万円)
そこで比較的安価で見た目もスッキリするメガフォンを、知り合いから安く譲っていただきました!
純正やJMCAのマフラーと比べて違うところは、EXUPを使用しない点です。
これはR6のほとんどの社外マフラーが使用しない方に当てはまります。
EXUPとは
エンジン回転数等に応じて開閉する、マフラー内のバルブ構造です。低回転域では閉じておくことで抜けを悪くすることでトルクを稼ぎ、高回転域では開放することで抜けが良くなり排気効率をあげます。違うかもしれませんが、詳しいことは調べたらすぐ出ます。
こんな機構ですので、EXUPを使用しないマフラーでは純正と比べて低速トルクがなくなり乗りにくくなると思われます。
果たして結果は…
マフラー交換後の乗り味インプレッション
マフラー交換後、極端に走りにくくなるほど低速トルクはなくならなかった。
発進くらいの低速が気になるほど、元々トルクのあるバイクじゃないのもあるが、全然低速気にならなかった。
とはいえ、自分は偉そうにインプレッションと言えるほどの技術や感覚の持ち主ではないのであまり当てにはなりませんが…。
そんな自分でもはっきりわかることがあった。
純正状態で感じていた、6000回転を過ぎたあたりのトルクの谷がなくなったのである。
今までは、このトルクの谷がエンジン特性によるものだと思っていました。
しかしマフラー交換によって大幅に軽減されたトルクの谷…。
導かれた答えは、EXUPが稼いでいた低速トルクがトルクの谷を作っていた!?
ここで自分のインプレッションです。
トルクの谷がなくなったことで、純正で感じていた6000回転を過ぎたあたりでのもたつきがなくなり、6000~9000回転あたりでの加速が、よりスムーズに感じるようになりました。
元々あったトルクがなくなるため、性能としては悪くなっていると思います。
しかし、このトルクの谷の回転数をまたいでの加速のスムーズ感は、ワインディングでのアクセルワークのしやすさや爽快感にも繋がっており、個人的にはとても乗りやすくなりました。
トルクを体感してみる
体感するにはEXUPの使用しないスリップオンマフラーを導入しましょう!
というのが手っ取り早そうですが、わざわざ高い社外マフラーを購入せずとも体感する方法があります。
純正マフラーをちょちょいと弄って、バルブを常に開放状態にすればいいのです。
EXUPワイヤーを外し、バルブのバネを逆向きにつけるだけ。
少しの手間はかかりますが、マフラーを買うよりも断然安上がりなので、ちょっと気になる場合はこちらで一度試して見てはいかがでしょう?
排気の抜けが良い分には、低速トルクが薄くなるだけなので特に問題はありませんが、高回転域での抜けが悪くなるとエンジンの故障の原因となることがあるみたいです。
そのため、バルブを固定する際は必ず開放状態で行いましょう。
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